元はただの石ころ

「確かなのは過去でも未来でもなく今」とわかっているけれど、そう簡単に割り切れない奴の日常

言葉の連なり、あるいは詩的なもの

久し振りに

久し振りに会った君はあの頃と変わっていなくて 「ひさしぶりだね」と言う君の声はあの頃と同じ高く澄んだままで この五年間で何が変わっただろう 君は結婚をした僕はまだ独身だ 君は子どもを生んだ僕はまだ子どもが苦手だ 君は家を買った僕は6畳の賃貸住み…

触れ合いのない世界で

いつの間にか会社で必要な人以外とは全く接触を絶って生活するのが当然となった。元から人と関わるのが得意でない人間なのでそれもまた苦痛ではない。むしろ他者との距離を意識的に取れるというのは素晴らしいことだと思っている。マスクについても毎年春の…

【思考】僕の思考は気がつくと10年以上前のあの時へ飛んでいる。

来週36歳になる。もう随分と長い間、このブログの更新をしていない。最低毎月1回は更新できればとは思うのだがそれさえもできない。一体、自分は何をしているのだろう。 ある人のことを思い出す。それは仕事が辛いとき。現実が嫌になったとき。何もする気が…

で、結局どうしたいの?

夏から毎月残業70時間程度しておりまして、やっと落ち着いてきたので更新。 変わらないものなんてない。これはもうわたくしのモットーと言いますか、何と言いますか。かれこれここ5、6年はずっとそんなことを思いながら生きてきました。 どんなに辛いことも…

自分勝手

きみが幸せであればいいぼくと一緒ではなくてもきみが幸せになれるならそれでいいぼくと一緒ではない方がきみが幸せになれるならもっといい こんなぼくは自分勝手で 本当は きみを幸せにしたかったぼくと一緒にいることできみがこれまでよりもっと幸せになれ…

close yet far

僕が生きてきて 君が生きてきた 時折 近づいて 離れていった 離れたあとに ひとり部屋で思い出す どうしようもない僕のことを そんなことないよと言ってくれた君 その言葉で今日もなんとか生きているなんて言ったら 君は笑ってくれるだろうか 近くて遠い ア…

本当に書きたいことなんて、何一つないのだから

久しぶりの更新。書きたいと思っていたことは沢山あったはずなのに、こうして文章を打っていると、本当に書きたかったことなんて、たいして無いことに気づく。それは多分、自分の考えなんて、きっと誰かの考えていたことの二番煎じでしかないということがわ…

たりない

たりないものをさがしてる いつもなにかをさがしてる なにかがなにかはわかってる それでもきづかないふりしてる すでにあるのにさがしてる このてにあるのにさがしてる さがしてるうちはわからない たりないものがわからない たりているのにたりていない も…

散らかった思考をそのままに書いてみる(フィクションかもしれない)

きっと無駄なものはたくさんある。 この世界は飽和状態で、あれもこれも欲しいと目移りして、本当に欲しいものが何だったのか、思い出せない。毎日、小さな出来事に一喜一憂しているうちに、何のために僕は会社へ行っているのだろうと思うようになる。それは…

光があふれてくるような

光があふれてくるようなそんな場所にいたかったけれど私のいる場所はかすかな光のかけらもないいつまでも暗闇が続く何も見えない聞こえない周りのみんなが嘲っている私の声は震えて掠れている結果を出せと耳の中に言葉をねじ込まれ早く諦めろと口の中に言葉…

no answer

劣等感の塊で自分の存在自体がどうでもよく思えて周りばかりが華やかに見えて息をするのも苦しいくらい 何もできない自分に生きる価値などないと気づいてた彼の地に生きる人々の澄んだ目を見て濁った自分の目を恥じる どこにいても何をしていても自分という…

nothing there

そこにあるのだと思っていたものが何もないとわかったのはいつのことだろう 何もできないと思っていたことが何もかもできると思い込んだのはいつのことだろう ひとりでにひとりでわからなくてそれでよくてそこにいるのはもう本物ではなくどこにもいないのは…