元はただの石ころ

「確かなのは過去でも未来でもなく今」とわかっているけれど、そう簡単に割り切れない奴の日常

「カワイイ」を超えた先にあるものを目指して

これから書くことはなんの根拠もないです。思ったことをつらつらと書いています。ただ、自分の見た目に自信がない人たちに読んでいただければと思っています。

 

僕が自分に自信が持てない理由、それはずばり自身のルックスが関係していると思っています。ズバリ言いましょう。僕は、背も低い、顔も悪い、スタイルも悪い、というルックスでございます。普通以下の以下です。こういうことを書くと、このブログの読者が減ったりするんでしょうか?そうだとして、僕は大して驚きもしません。だって、現代の日本は、見た目至上主義があちこちに幅を利かせている世の中ですから。

 

「カワイイ」という言葉は、今や日本のみならず、海外でも流行している言葉です。


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冒頭にも書いたように僕は「カワイイ」ではないです(男性だから「イケメン」ではないと言い換えてもいいと思いますが、本質的には同じですね)。僕がもし女性だったとしたら、もっと自分のルックスについて思い悩むと思います。それは、現代の日本が「カワイイ」という言葉に代表されるように、見た目を重視する世の中だから。いや、今の日本だけでなく、世界中で、それこそ現代でなくたって、人は昔から見た目至上主義の世界を生きています。

 

この世界で、「カワイイ」から外れている人達(それは広義の意味で「イケメンではない」僕も含めてのことなんですが)にとって、この世界は生きにくいのです。見た目が良ければ得をするように世の中できています。特に女性はその傾向が強いと思われます。


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「カワイイ」の言葉の裏側にあるもの、それは「カワイくないものはダメだ」という考えではないでしょうか。いや、そんなことはない、と反論する人が多いかとは思います。でも、単純に考えてみてください。「カワイイ:良い」イメージですよね。では、その反対、「カワイくない:◯」。に入る言葉を考えてみてください。少なくとも「良い」ということにはならないでしょう。

 

でも、悲しいかな、この世界に生きる人達が全員「カワイイ」人ではないわけで、むしろ、「カワイイ」人はほんの一握りなわけです。というわけで、「カワイイ」から漏れた人たちは、化粧やダイエットをして「カワイイ」に近づこうとするわけです。でも、これって、どうなんだろう、と思います。誤解してほしくないのは、化粧やダイエットをしている人たちを批判したいのではありません。自分を磨く努力をしている人たちは、素晴らしいと思います。

 

僕が言いたいのは、要するに、「見た目がダメな人は生きづらいよね」ということです。もちろん、見た目が全てではありません。そうだったとしたら、僕はもうこの世界に生きていないと思います。

 

僕は、見た目がダメで、何度もそのことについて絶望してきました。言葉にしてしまえば、この1行ですが、実際に生きるのは苦しかった。特に中高時代は自殺も考えるほどでした。でも、そのことをいくら嘆いていても現実は何も変わらなかった。このブログで何を書こうとも世界は変わらないのです。でも、ある時気づきました。変えられるものが1つあるのです。それは自分自身に対する見方です。

 

自分が「カワイくない」のなら、「カワイくなる」ための努力をしてもいい。でも、僕は、それよりも、「カワイイ」を目指すことに対する脱却を考えてほしいと思います。「カワイイ」という考えを超えた先にあるものを考えてほしいんです。

 

それは、あなた自身の「見た目以外での良い点」を探すことです。

例えば、人に優しくできる、数学ができる、絵がうまい、でも、なんでもいいんです。人には良いところもあれば悪いところもあるので、良いところは絶対に誰にでもあります。その自分の(見た目以外の)良いところをどうか大切にしてください。それを伸ばしていってください。

 

「カワイイ」から、いちぬけた!と言えた時、あなたはきっと、前よりもずっと生きやすくなっていると思います。この世界は見た目至上主義、それは多分、これからも基本的には変わらないかと思います。でも、僕たちはそれでも今日を明日を生きていかなくてはいけません。だとしたら、もう世界が変わるのを待つのではなく(変わりませんので)、自分の考え方を変えるしかありません。

 

見た目の良さというものは、歳をとればどうしても失われていくものです。でも、見た目以外の自分の良い点は、歳をとってからもずっと自分にとって大きなアドバンテージになるはずです。どうか、自分自身を、大切にしてください。

 

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