27歳でガンを患い、5年の生存率は50パーセントと宣告された主人公の話。
2ヶ月前、父が大腸ガンになった。
クリスマスに手術をして、年始には回復して退院した。幸いにも転移はなく、術後は順調だ。
病気を宣告されて初めて気づくことがある。父親がガンになったと知らされた時、最初に感じたのは、「父が死ぬかもしれない」ということだった(その後、初期の発見であり、その可能性は低いと知らされたが)。人はだれでも死ぬ。僕も死ぬし、親だってもちろん死ぬ。わかりきっていたことに改めて気づいたというのは、なんだか滑稽だなと自分でも思った。でも、普段はそこまで死を意識していない。自分や身近な人が突然死ぬなんて、想像したくもない。
でも、それが事実になってしまうことだってある。そのことは、いつも意識していたいと思う。
この映画で感じたことを箇条書で書いていく(ごく簡潔に書きますがネタバレしてますので未見の方はご注意)。
主人公の笑顔
彼の笑顔は、すごくいい。これは映画を見てもらえばわかる。邪気がない、優しさ溢れる笑顔。こんな顔に生まれたかったなぁと思ったりもした(笑。
手術前のシーン
ガンを取る手術前のシーンがとても良かった。感動した。
ラストシーン
個人的には、「じゃあ、パンケーキ作ろうか」と主人公には言って欲しかった。
見てない人には何がなんだか分からないと思う。でも、あまり言葉を尽くさない方がいいと思った。この映画は見れば良さがわかる。めちゃくちゃいい!ベスト!というのではないけれども、とても丁寧に作ってある映画だと感じた。見て損はないと思うので、機会があれば是非。