元はただの石ころ

「確かなのは過去でも未来でもなく今」とわかっているけれど、そう簡単に割り切れない奴の日常

今夜はこの曲を聴いて眠ろう


と思ったけど、心がぐらぐらと揺れて切なくなって、涙が溢れそうになって眠れない。僕はなんで生きていて、あの人はなんでもう生きていないの。
どこにいるんだい。
ねえ、返事をしてよ。
ただ、それだけで、良い、なんて、無いんだから。
会いたい人がいないこの世界に目覚めた僕は不幸せなのか。
そんなことないだろう、そうだよね。
あの人の分までなんて生きられない。
ただ、目の前のことを一つひとつ、終わらせていくだけだ。その先にきっと、そう多分。だから、大丈夫。





祈跡

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