元はただの石ころ

「確かなのは過去でも未来でもなく今」とわかっているけれど、そう簡単に割り切れない奴の日常

池袋、夜、サンマルクカフェ

にて、更新中。

会社帰りにMacBook Air持ち込んで。

 

それにしてもうるさい。時刻は22時を過ぎているが、皆おしゃべりに夢中。僕は一人で黙々とこの文章を打つ。笑い声が響く。この空間は一体何デシベル?怖いくらいにうるさい。音の渦に飲み込まれないように、この場所で何とか自分を保つために、ただ文章を打ってみる。

 

22時半で閉店なので、あと15分しかない。15分あればどれくらいの文章が書けるのか。特に目的もなく、文章を打っているこの行為に意味はあるのか。そんなものはない。読む価値もない。でも、この間、嬉しいことがあった。こんな個人ブログの愚痴のはきだめのような内容でも、良いとコメントをくれた人がいた。多分、この人とは現実で会うことはないはずで、でも、このブログを更新していなかったら、コメントさえももらうことがなかった人。コメントを書くというのは意外としんどい、腰が重い行為だと思うので、コメントくださった方に本当に感謝している。やっぱり読んでくれる人がいると思うと更新しようと思える。ということはつまり、このブログは極めて個人的ではあるが、他者へ向けた発信型でもあるのだと思う。

 

なんだろう、この文章は。ひどく内容が無い。閉店まであと八分。さすがにやかましさは少し落ち着いた。実は、BGMが流れているのだと知って少し驚く。騒音にかき消されていたBGMのことを想う。大声で喚き立てる人の脇で、そっと囁くような声で話す人に耳を傾けるような。

 

声が小さい人に悪い人は多分いない。現代社会では声が大きく、はきはきと話す人が良しとされている。ビジネス的に考えれば、それは正しい。でも、人間的に考えたら、僕は首を傾げたくなる。小さな声の人の言っていることを大切にする社会が、本当の意味で成熟した社会だと思う。そういう意味で、日本は未成熟だなと思う。

 

言いたいことは何もなく、伝えたい事も何もない。ただの暇つぶしなので、この文章を読んで、眠気に誘われていただけたのなら嬉しい。

 

 

神さまは大切な事ほど小さな声でささやく。

神さまは大切な事ほど小さな声でささやく。

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