元はただの石ころ

「確かなのは過去でも未来でもなく今」とわかっているけれど、そう簡単に割り切れない奴の日常

【宣言】2年以内に東京から千葉へ移住することにした。

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いろいろと思うところがあって、東京から千葉へ移住することにした。決意を揺らがせないためにあえてここに宣言しておく。

正直、これからのことに不安はある。まずは仕事だ。今の仕事を辞めることになる。仕事主体の生き方をここ何年か続けてきた。会社に身を捧げる形で尽くしてきた。気づけば部内で残業時間はダントツのトップ。前職も140時間くらい残業をしてもう無理だと思って辞めた。今の職場はそこまでではないが、1年のうち半年間は繁忙期。毎月80時間程度の残業をしている。しかし、基本給が安いから同世代の平均賃金よりは稼げていない。今後、管理職になれば今ほど残業はしないだろう。けれども、そもそも残業をしなければ年収は格段に下がる。仮に役職についたとしても、役職手当が低すぎて今の年収を下回る可能性が高い。だからモチベーションなんて湧いてこない。

 

人生一度だけだ。僕はもう我慢しない。自分に正直に生きる。自分がいちばん好きなことは何かと考えたときに、「小説を読むこと」が自然と出てくる。小さい頃から小説を読むことが大好きで、今でも毎日読む。

「趣味は何ですか」と尋ねられ、何も無いからとりあえず「読書です」と回答するのとは訳が違う。僕にとって小説を読むことは生きることだ。僕が生きている理由、それは小説を読むことと同義だ。

たとえば、「あなたは今日から小説だけを読んで一生を過ごしなさい。それ以外のことをしてはいけません」と言われたら、僕は最高に嬉しい。今読んでいる村上春樹の「海辺のカフカ」に、図書館に住む主人公が出てくるけれど、そんな生き方は憧れですらある。

本を読むことを通して僕はこの世界に生きてきた。だから、本に関わる仕事がしたい。具体的な仕事は何も決まっていない。もしかしたら書店でアルバイトすることになるかもしれない。今年34歳のおっさんが書店でアルバイト。笑いたければ笑えばいい。でも、僕にとっては書店で本に囲まれて働くなんて素晴らしい以外の言葉が出てこない。

「今は良くても将来どうするのか」とかそういう事を考えたら何もできない。行動できない。でも行動しなかった先に、自分の幸せはあるかと考えたら絶対に無い。だから行動する。動くことで変化していく。変えてやる。自分の生き方を。これからを。

 

将来的には、千葉でブックカフェまたはブックバーみたいな店を営業したい。自分が選んだ本をお客さんに勧めたいし、お客さんからも勧められたい。生まれてから1冊も本を読んだことがない人はこの世にいないだろう。とすれば、人の数だけ本との思い出があるはずだ。過去に何度、本に救われてきたかわからない。生きるのをやめたいと思ったとき、それを思いとどまらせてくれたのは本だった。僕は、これからもっと本の魅力を伝えていきたい。本の力、小説の力。それを広めていきたい。それが僕の生きる目標だ。

本の力

本の力