元はただの石ころ

「確かなのは過去でも未来でもなく今」とわかっているけれど、そう簡単に割り切れない奴の日常

「経歴も立派ですし、素晴らしいですね」と言われて感じた違和感

転職活動をしている。最初はハロワに行っていたが、職員のやる気の無さにうんざりしてから、マイナビリクナビ、エン転職、doda、Find job!で地道に自分で職探ししている。エージェントも登録しているのだが、何なのだろうこの全く経歴と関係ないところから届くオファーメールは。保険のセールスとか、ドライバーとか、人手が足りないのはわかるんだけど、それにしても異常な数のオファー(スカウト)メールが届く。とりあえず、誰でも良いから入ってほしいとしか思えない。そんな会社、怖い。というわけでガン無視。

 

結局の所、これまでの経歴を基に転職活動するしか無いということを悟り、前職関連の職種に絞って活動している。いくつか書類選考が通り、面接を受けたのは昨日までで3社目。まだ内定は出てないので、来週も引き続き面接の予定が入っている。

 

タイトルは、昨日の面接で言われた言葉(お世辞だろうし嬉しくない)。前職では実務以外でマネジメントもしていたことから、そのスキルを評価してもらえることが多い。けれど、正直なところ、別にマネジメントには興味がない。実務をもっと極めたい。まぁ仕事なので言われればやるけれども。

 

生きるためにお金を稼ぐ。そのために仕事をする。前職の有給消化が6月で終わり、今月から正式に無職になった。4月のヨーロッパ一人旅は、今ではまるで夢の出来事のように思える。ポルトガルリスボンの海辺の公園で一人、ビールを飲みながら見た美しい夕焼けは確かに僕の記憶に残っている。

これからきっと僕は転職してまた普通の会社員に戻るだろう。

 

生きるって何なんだろう。これから定年まで30年、また会社員として働き続けるんだろうか。地震や病気や事故で死ぬこともあるだろう。でも、それが回避された時に僕は本当にあと30年も働いていくことができるんだろうか。生きることをできるんだろうか。自殺はしないが、生きたいとも思えない。ただ、毎日を繰り返す。それだけで生きていることになる。そこに自分の意志なんて無い。何だろう、生きるって。こんな話を誰かとしたい。話せる人はいないんだけれど。

 

生き方についての343の知恵 行動することが生きることである (集英社文庫)

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