元はただの石ころ

「確かなのは過去でも未来でもなく今」とわかっているけれど、そう簡単に割り切れない奴の日常

【読書感想文】『インソムニア』(辻寛之)

PKOとして日本の自衛隊が海外に派遣されている。この小説は、海外派遣された自衛隊員達が現地である武装勢力と出会ったことから始まる物語。フィクションではあるが、過去の自衛隊海外派遣のニュースを見ているので実際にありえそうな、現実感がすごい。

もしかしたらこんな事が起こっていたかもしれない。

なぜ、眠れないのか?

否、眠ることが許されないのか? 

最後のページを読んだ時、それは明らかになる。社会派と本格ミステリーの融合。面白かった。

 

インソムニア

インソムニア

  • 作者:寛之, 辻
  • 発売日: 2019/02/19
  • メディア: 単行本