35歳が仕事を辞めてヨーロッパ 一人旅した記録(2日目(1))
2日目。
朝。目覚めて窓から写真を撮る。まだ薄暗い夜明け前のロンドンで目覚める朝。控えめに言っても最高。
昨日、スーパーで買ってあったりんご。窓辺に置くだけでおしゃれになるマジック。
今日はロンドンの書店、古書店巡りをする。まずノッティングヒルブックショップに行くことにした。最寄りのダブルデッカーバスのバス停に向かう。
雨が降っておりとても肌寒い。
ダブルデッカーバスに初めて乗ったら、雨のせいで窓ガラスが曇っており外がよく見えなかった。二階に上がり座ってみたが高さが慣れないせいか少し怖い。
バスを降りた。
目の前に書店があった。Waterstones。ブラックにこの書体。クール。
外国に来ると訳もなく信号機関連設備を撮ってしまう。
イギリスを代表するファッションブランド、Paul Smith | ポール・スミスの路面店。お金がないのでもちろん入っていない。
このカラフルさはかわいい。空が晴れていればなぁと思う。
Notting Hill BOOK SHOPに着いた。言わずとしれた映画ノッティングヒルの恋人で実際に出てくる書店である。詳細についてはググってもらいたいが現在は観光地化されている。
www.thenottinghillbookshop.co.uk
ノッティングヒルブックショップでは客は誰もいなかった。店員は中年の金髪の女性が一人椅子に座っている。写真を撮っていいかと聞くとどうぞ、と割と素っ気ない対応だったが心置きなく撮らせてもらった。
天窓があってそこから空が見えるのが素晴らしい。今見返すと上の飾りもすごい凝っている。
この書店ではBGMあり。映画ノッティングヒルの恋人の舞台となった店であり、ここに来る前に映画を見てきたのでなかなか感慨深いものがあった(映画自体は正直そんなに面白くもなかったけれども)。
旅行の本をまとめて置いてある。じっくりと時間を掛けて見てみたかったが次の予定もあるのでさらっと見るだけとなった。
この書店へのファンレターだったかと思うけれど、天井まで貼ってある感じ、好き。
下の写真。美女と野獣、グリム童話などの名作が豪華な装丁となっていて、これは欲しい!と思った。が荷物になるので買えず。あと、最上段にある言葉が素敵すぎてじっと見て思わずため息。本好きなら納得の言葉。「a room without books like a body without soul」本がない部屋なんて心が無い身体みたいなものさ、的な意味だろうか。ちなみに左側の「We're all mad here.」はたった今検索して知ったけれど不思議の国のアリスの言葉らしい。
映画のシーンでこのアングルからのショットがあったかと思い、撮影。最後にポストカードやマグネットやらを購入して店を出た。
相変わらずの土砂降りの雨。
しばらく歩くと、古本屋があってそこに入る。1940年の戦争の雑誌が2冊で1ユーロで売っていて即購入。ロンドンでは手提げの袋を基本的にもらえないのだけど、それを忘れていて、入れるものが無く、手で持っていたら雨に濡れてしまった。なんという失態。そこでとにかく手提げを買うべく、近くのギフトショップ的なお店で7ポンドのショッピングバッグを買ってしまい、後で後悔。高過ぎ。
以下の写真の店も時間があれば入ってみたかった。
この色、良いね。日本の家もこういう色になったら良いのに。
この配色。玄関ドアが赤で脇には薔薇。センスがありすぎる。
歩いて先ほどバスを降りたところにあった書店、ウォーターストーンズに入る。二階建てでそれなりに大型。なんだかひどく疲れていて、店内にあるイスで少し休憩。
少し回復したので、とりあえず店を出てまた歩く。HIS MASTER'S VOICE。泣ける。
昨日行ったDAUNT BOOKSの本店。「世界で最も美しい書店」にも選ばれている。店内は後ほど。
腹が減っていた。フィッシュ&チップスを食べたかったが14ポンドとか高過ぎのため、躊躇う。美味いかわからないものに払えないと思い、昼食には諦める。↓は謎の丸いオブジェ。
※今月の写真のアップ容量が限界に達したため、次回は7月になってからの更新予定。