元はただの石ころ

「確かなのは過去でも未来でもなく今」とわかっているけれど、そう簡単に割り切れない奴の日常

オリジナル自作短篇集(小説)を販売しております

やっとのことで自作の短篇集(小説)が完成いたしました。

本文の文字サイズが小さすぎた!等、後悔もありますが、

限定10冊をBOOTHというサイトにて販売しております。

※配送は匿名配送になります。住所は出品者、購入者共に

知られることはありませんのでご安心ください。

 

以下リンクからご購入いただけましたら泣いて喜びます。汗と涙の結晶です、本当に。

※これまでネットには公開していない完全オリジナルの作品集となります。

※50ページ程度の非常に短い短篇集です。

※内容は恋愛要素を含みますが、特に限定しておりません。読んでからのお楽しみです。

 

motoishi.booth.pm

 

 

 

無題

何かができると思ってた

小さい頃
絵と文を褒められた

賞も何度も取った

生徒会もやった

県立大学に推薦で入った時は
校長に呼び出された

その高校から入ったのは
初だとかで
自分にはどうでも良かったけれど

赤レンガのキャンパスを歩き
それが夢じゃなかったと嬉しかった

就職したくなくて海外へ一年行った

戻ってきて大手の子会社に受かり横浜に三年住んだ

残業が140時間を超えて

もう無理だとなって辞めた

この頃からかな

人生がもうどうでも良くなったのは

何度か転職を繰り返し

それでも正社員でい続けたのは意地だったかもしれない

今は千葉の地方にいる

あの頃夢見た小説家にもなれなかった自分は

夢を無くしてまだ現実にしがみついている

時に過食してしまう自分を止められず

それでもなんとか小さな会社で

働いてささやかな給料で暮らしている

あの時もう少し我慢していたら、
あの時もう少し頑張れていたら、

なんてそんなことは思わない
思いたくないから
けれどもふとこんな夜中に

自分の人生何だろうなって思う

死んでもいいと毎日思ってる

今朝も目が覚めてしまったかと思い

そういえば今日の仕事はこれをやらなくちゃと

頭を整理して社畜のように

会社に向かう日々

あんなに好きだった人とも疎遠となり

好きだった海外旅行も

とてももう行けないから

最後の砦のような

小説を読むことだけは続いていて

それだけが唯一

あの頃からずっと続いている