元はただの石ころ

「確かなのは過去でも未来でもなく今」とわかっているけれど、そう簡単に割り切れない奴の日常

2020-08-09から1日間の記事一覧

【読書感想文】『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(村上春樹)

村上春樹の小説は思考の奥深くにいつも自分を連れて行く。ただ毎日を消化するように生きる中で、「考えてみたら?」とふと言われているかのような気分になる。正直言って心に余裕がないと読み進めることができない。 この小説は、村上春樹の中でもわかりやす…