元はただの石ころ

「確かなのは過去でも未来でもなく今」とわかっているけれど、そう簡単に割り切れない奴の日常

【映画感想文】ヘルタースケルター

以前、このような記事を書いた。

 

「カワイイ」を超えた先にあるものを目指して - 元はただの石ころ

 

ヘルタースケルターを見ていて、その感想が、この記事でも良いのではないか、と思った。

 

映画自体の評価というよりも、僕はこのストーリーについて興味があった。

全身整形をした主人公の女は、憧れていた美貌を手に入れ、日本で知らない者がいない大スターになる。けれど、それは長くは続かず、結局はうまくいかない(詳細はご自身で確認を)。

 

因果応報というかまぁ、その着地点に持ってこないとね、とは思った。思ったけれど、でも、もし、永遠の美を手に入れられていたら、どうなっていたんだろう、と思う。もちろん、現代の医学では無理だし、この映画の世界でも、結局無理だった。でも、これからもっと先の未来、見た目を自由に変えることができるようになったとしたら、みんな美男美女になりたいと思うのではないか。

 

もうこれは仕方のないことだ。見た目が良い人は得をする。そういう世界に生きているのだから。

見た目が良くなりたいから、化粧品は売れに売れる。ダイエット関連グッズも然り。

これらは次から次へと新しいものが発売され、追いつこうとすれば、きりがない。

 

前の記事にも書いたけれど、美への追求はほどほどにして、自分のやりたいことへの探求なり追求なりをした方が良いと思う。自分が思っているよりも時間はさらっと過ぎていく。人生は短い。

 

10年後、僕は40歳になる。今の状態では、

「あの頃、もっと頑張っておけばよかったなあ」

 と思うのが目に見えているので、もっと頑張ろうと思う。というか、40まで生きているかなんてわかりもしないので、こんな仮説は無意味に等しいかもしれないけれども、それでも「今を頑張ろう」と思う。

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