元はただの石ころ

「確かなのは過去でも未来でもなく今」とわかっているけれど、そう簡単に割り切れない奴の日常

Difference between positive and negative.

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コロナで海外に行けないから過去の写真を見返した、わけでもなく、たまたまブログを更新しようとしてなにか適当な写真がないかと探したら出てきた、これはフランスの電車内での一枚。メトロ。

基本、海外では電車移動が多い。席の色、座面の硬さ、扉の閉まる速さ、強さとかそういったものが日本とは違っていて、それだけで海外に来たなと強く意識させられる。乗っている人も車掌のアナウンスもすれ違う電車の音もみんな違っている。違うのは面白い、とそう思うけれど、日本では違うのは怖い。みんな違ってみんないい。そんなの当たり前の世界と、その言葉が偽善にしか響かない世界と。

誰もが本当はもう無理だとわかっているのに、それに気づかないふりをして突き進むこの世界に生きている自分がどうしようもなく嫌になる。もう無理だ、止めよう。その言葉を何度も何度もテレビの中のあなたに突き付ける。怒らないから、ただ従うから、そう思っているのだったら、いいかげんにしろよと笑顔で伝えたらあなたの耳にでも入るだろうか。本当のところはもうどうでもいい。仕事、生活。全てを投げ出して、またどこか行きたい。誰も知らない場所、誰も気にしない場所。もう僕には誰もいないから、そこで消えてしまってもきっと大丈夫。