元はただの石ころ

「確かなのは過去でも未来でもなく今」とわかっているけれど、そう簡単に割り切れない奴の日常

no answer

劣等感の塊で
自分の存在自体がどうでもよく思えて
周りばかりが華やかに見えて
息をするのも苦しいくらい

 

何もできない自分に
生きる価値などないと気づいてた
彼の地に生きる人々の澄んだ目を見て
濁った自分の目を恥じる

 

どこにいても何をしていても
自分という存在に苦しめられる

 

どうしてなんだろうと
何度も何度も繰り返し考えて
結局いつも最後にはどうしようもないんだと諦める

 

でも

 

全部自分の心が決めているんだ

 

醜くても恥さらしでもいい
自分の弱い心に負けないように
自分の良いところなんかなくても
生きているだけでいいと思えるようになりたい

 

この世界のこの時代に偶然生まれて生きている私
もしもあの時
父や母が出合わなかったらこの世にいない私

 

生きたくて生き始めたわけじゃない
望んで生まれてきたわけじゃない
ただの偶然なんだ
それなのに
苦しい時があって
眠れない夜があって
不公平な世界に涙がとまらない瞬間もあって
一体なんなのだろうと思う

 

生きることってなんなのだろう

 

自分から死ぬ人もたくさんいて

一方で

今日一日を生きられたことに感謝する人もいて

どこにその境界線はあるのだろう

 

わからない

 

でも

すべてその人たちの心が決めたことなんだ

弱いとか強いとかそういうものじゃない
良いとか悪いとか簡単に言えるものじゃない

私の心とあなたの心は違う

誰一人同じ人はいない

 

答えは出ない

 

でも

今日も私は生きている

 

自分の答えのつくりかた―INDEPENDENT MIND

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